気ままな猫の日記

その日の出来事だったりを気ままに不定期に綴るブログ

泣いた赤鬼

泣いたところで何も変わらない

いたずらに時間が過ぎるのみ

ただ目の前のことにだけ夢中で

あいつの気持ちなど考えてもみなかった

かけがえのない「親友」は

おおくの「友人」と引換えに

にどと戻ることは無い

 

 

 

童話「泣いた赤鬼」は何を伝えたいのでしょう

 

青鬼はなぜ、赤鬼が悲しむような行動に出たのでしょう

 

 

 

 

 

これは自分の勝手な想像ですが、青鬼は「何もしない」ということができなかったのだと思います。

 

青鬼も同じ鬼、彼も人間に疎まれていたのでしょう、人間と仲良くなる方法など持ち合わせていませんでした。

しかしかけがえのない友人は悩み、苦しんでいる。

そんな彼を放っておくことはできなかったのです。

きっと青鬼は、赤鬼が悲しむことを知りながらあの行動に出たのでしょう。

彼の立場ではそれ以外に方法はなかったのでしょう。

 

しかしそれはただの自己満足。

自己犠牲が必ずしも美しいものではない、ということを伝えたかったのではないでしょうか。

 

 

 

 

それでも、私は青鬼の気持ちがわかるような気がします。

かけがえのない友人のためなら我が身を削ることだって厭わない。

当然痛いです。青鬼だって喜んで赤鬼のもとを去ったわけではないでしょう。

しかしただ見ているのはもっと痛い。

それがたとえ自己満足でも、何もしないなんてできません。

 

 

 

どうしようもなく自分勝手で、横暴で

そしてきっと、どうしようもなく不器用なんです。